依然として世界では、貧困、災害、紛争など、困難な生活を強いられている地域があります。神戸YMCA国際協力募金は、アジアを中心としたYMCAの地域奉仕活動や日本のYMCAと現地のYMCAが協力して行う活動、他の民間団体を通じて人々のために用いられます。
アジアの草の根の人々とともに生きるために1984年に始まったタイワークキャンプは、これまでにタイ北部7県の農村で託児所や学校施設の整備他を行ってきました。2018年より、チェンマイYMCAと協働でラオスのルアンパバーンの農村地においての支援を行っています。参加するユースには多面的な体験を通じて、世界とつながるきっかけをつくり、「わたし」と社会がよくなるポジティブネットのある社会をめざしています。
パレスチナにあるYMCAでは長引く紛争と占領で負傷した青年のための訓練所、子どもたちの心身のリハビリテーション、ウエルネスプログラムなどを行っています。また平和を願って、オリーブの苗木を植樹する「オリーブキャンペーン」や「オリーブ収穫プログラム」を実施しています。
神戸YMCAでは、毎年、日本YMCA同盟を通じて、東エルサレムYMCAの活動を支援するために募金を捧げています。また、日本YMCA同盟の呼びかけで2002年に開始されたオリーブの木キャンペーンにも毎年協力し、2011年の神戸YMCA創立125周年の際には、オリーブの木100本分の寄附を行いました。
2019年度もYMCA国際協力募金にご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
【支出】 | 【収入】 | |||
日本YMCA同盟拠出金 | 350,000 | 一般募金 | 2,196,779 | |
東南アジア農村支援 | 344,538 | 指定募金 | 683,177 | |
定住外国人子ども奨学金 | 180,000 | 計 | 2,879,956 | |
国際活動リーダーシップ養成 | 496,663 | |||
神戸YMCA国際奨学金 | 480,000 | |||
オリーブの木/パレスチナ・ガザ支援 | 68,000 | |||
台風19号・15号・東日本大震災支援 | 666,207 | |||
CODE・PHD協会支援 | 150,000 | |||
開発・国際理解教育 | 73,130 | |||
事務局経費 | 71,418 | |||
計 | 2,879,956 |